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東建ホームメイトカップ 2010

池田勇太が爆発!!

予選2日間を同組でまわった石川(右)に「池田さんのようなプレーがしたかった」と言わしめた。この日は6バーディを奪う快進撃で予選を突破!!
初日に9オーバーを打って出遅れた池田が、一夜明けて生まれ変わった。この日は5バーディに加え、17番でイーグルを奪う快進撃。
残り269ヤードの第2打を、スプーンでピンまで30ヤードの花道に運び、これをサンドウェッジでチップイン。

この日6アンダーには、本人も目をシロクロさせながら、「こんなにもガラっと変わっちゃうなんて、どうなってんのよ!」。

しいて理由を挙げるとすれば、スタート時間だ。8時30分は、「向こう(アメリカ)でちょっと夜更かししてると思えばいいから」。
先月から先週のマスターズまで、丸1ヶ月の滞在で強烈な時差ボケを土産に持ち帰ってきた。

前夜も22時に就寝したものの、相変わらず1時間ごとに目が覚めて、気分爽快とはいかないが、現地の深夜にあたる正午過ぎのスタートだった前日と比べて、「昨日よりは、まだボヤボヤ感がないから。構えたときのイメージで、考えることなく打ちゃいいから」。

それでも、12番でこの日5つめのバーディを奪った直後から「安心した」のも手伝ってか、ふいに睡魔がやってきた。
14番のティショットから、「なんかおかしい」との不安がよぎったが、17番の「ラッキー」もあり、うまく乗り切った。
初めてのオーガスタで4日間を戦い抜いた(29位)若大将だが、国内初戦の出遅れにも「落ちたら落ちたでしょうがない」との潔さで大まくりした。

昨年3位につけた今大会。
石川遼と最後まで賞金レースを争って、賞金ランクは2位につけた2009年の活躍も、「この大会でひとつぽんと行けたのが、大きかった」と振り返ったように、池田にとってはゲンの良いこの開幕戦。
渾身の通算3オーバーは、逆転Vも十分狙える。

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