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VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント 2010
福岡・夏の陣<VanaH杯KBCオーガスタ>
真夏の芥屋(けや)に、平成の若大将が舞い戻る。
若きライバルの石川遼を封じ、当時36歳の今野康晴を倒した昨年大会。2打差の4位タイからスタートした最終日は怒濤の5連続バーディを奪い、プレーオ2ホール目を制した。
その年2勝目は石川と勝ち星で並び、この大会を契機に、若き賞金レースが激化していったのだった。
さて、今年のジャパンゴルフツアーについては、現在賞金ランク2位につける谷口徹がこんなふうに表現している。
「2010年は戦国時代」。
ベテランの復活あり、若手の初優勝あり。どのトーナメントも劇的ドラマに事欠かず、10代、20代、30代、40代と、それぞれの世代が奮起しているが、まだ2勝目をあげた選手は出ておらず、谷口と、ランク1位の藤田寛之との賞金差もわずか10万円と、まさに混戦模様を呈している。
いよいよツアーは後半戦に突入し、ここでいち早く2勝目をあげた選手が一気に優位に立つ可能性がある。
すでに、7月の「トーシンゴルフトーナメント イン レイクウッド」で今季1勝をあげている池田が大会連覇で、上位2人の40代対決に迫れるか。
また今週は、石川と池田の“遼・勇”が久しぶりに揃うこともあり、福岡県は真夏の芥屋ゴルフ倶楽部は、ますます熱く燃えそうだ。