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手嶋多一が優勝!『2009青木功 日野皓正 フィールズ ザ・レジェンドチャリティプロアマトーナメント』

「このトーナメントに来たら、会場の雰囲気がチャリティ一色。自分もチャリティする気持ちになった。」と、子供たちの為に手嶋多一がバーディを量産した。

朝から好調のパットが勢いづけ、今日奪ったバーディは9つ(2ボギー)。2日間トータル12アンダーで単独首位に立ち、最終組の石川遼を抑え、『2009青木功 日野皓正 フィールズ ザ・レジェンドチャリティプロアマトーナメント』プロの部の初代チャンピオンに輝いた。

18番グリーンに現れた手嶋には、周りを囲む選手から「優勝賞金はチャリティ!」という声が飛んだ。
手嶋も優勝賞金をジャケットの内ポケットにしのばせるパフォーマンスを見せ会場を笑わせたが、その事は百も承知だ。「チャリティの試合である以上、もちろん優勝賞金一部をチャリティしようと思っています。優勝者はしなければならない当然のことです!」と声を弾ませた。

また、最終18番で80センチのバーディパットを外し、惜しくも2位タイとなった石川遼も、初日に獲得したコースレコード賞の30万円を全額寄付する事を発表し、盛大な拍手に包まれた。「自分が協力できることを誇りに思っています。自分の好きな事や頑張っている事がチャリティに繋がっているのは、本当に素晴らしいこと。」と、参加できた喜びを口にする。

また、今大会の素晴らしさを痛感したのは、企画から携わった青木功と日野皓正だ。
終わってみて改めて感じたチャリティの喜びと今回参加して下さった方々に対する感謝の念。「僕らに敬意を払ってくれているのかも知れないけど、それでも今回の主旨を彼らがわかってくれたのが嬉しい。」

表彰式では、収益金の一部として、千葉県こども病院、公益信託「日本白血病研究基金」、財団法人「がんの子どもを守る会」の3団体に、それぞれ400万円の計1200万円が寄贈された。また、大会後にもチャリティオークションやチケットの委託販売などが集計されて、追加で寄贈される見込みになっている。

「こんなに盛大に終わって、言葉では言い表せれない。」
次回の開催に向けては、「皆様の協力がなくてはできないから」と言うものの、「例えば、競技が終了したらコンサートをしたり、障害を持っている子供たちと一緒にセッションしたらきっと楽しい。」と、2人から湧き出す構想は果てしない。
  • 優勝賞金を内ポケットに隠すパフォーマンス
  • チャリティ金1200万円が寄贈された

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