ホールアウト後に明かした。「トップの切り替えしで打ち急いでいる、と･･･」。この日水曜日に同じ組で回った青木功からのアドバイス。
青木は、大会特別協賛サン・クロレラのＣＭキャラクターをつとめるホストプロとして、プロアマ戦だけ登板したのだ。

これについて青木は「何、単なる世間話をしただけ」と笑ったが、２週前の全英オープンで谷原のスイングを見たときから、気になっていた部分だという。
「タイミングがねえ･･･」と青木は説明したがこれは、実は本人も大いに気になっていた部分だった。

「おかげで、確信しました」と、ラウンド後はその足で練習場に向かい、青木の教えに忠実に、プロアマ表彰式ギリギリまで調整だ。

「これで、あとはパットが入ってくれれば」。
開幕直前に、連覇への手ごたえも十分だ。

今年は４月のマスターズトーナメントにも初出場を果たしたが、メジャー２戦でいずれも予選落ち。
また国内戦ではミズノよみうりクラシックの２位が最高と、全英オープンで５位に入るなどした昨年の活躍に比べると少々、大人しいといわざるを得ないが、今大会会場のここ小樽カントリー倶楽部は相性の良いコースでもある。

ここで行われた過去３回のうち、２回出場で平均ストロークはトップの７０.５。「縁起の良い舞台でもあるし、ぜひここで復調のきっかけをつかみたい」と、ディフェンディングチャンピオンの鼻息も荒い。

• 谷原 秀人
• 青木 功