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望月東急JGTOチャレンジ II 2008
『望月東急JGTOチャレンジⅡ』 市原弘大「パッティングが好調です」
初日から「グリーンが読める」とパッティングが絶好調。
その好調の要因は、アジアンツアーに参戦している事にある。
3歳から父親の影響でゴルフを始めた。屋上には小さいながらも鳥かごがあり、おもちゃのクラブで遊び始めた。
その後、高校3年生の冬に、知人から勧められてアジアンツアーのQTを受けた。日本のQTは夏頃までにファーストステージやセカンドステージが始まっているが、アジアンツアーは1月にあり、時期的にもちょうど受けやすかった。
未知の土地に不安を抱きながらも、「行けば何とかなる」と出場資格を得た。
しかし、「最初はボロボロでした」と話すように、予選落ちを繰り返す。
そして、日本でツアーやチャレンジに数試合出場しながら、アジアンツアーでも活躍の機会を狙っていたが、数年前に腰のヘルニアを発症。
歩くことすらできない日々が3ヶ月近くも続き、1年間ゴルフから離れてしまう。
療養の甲斐あって、痛みは残るものの昨年からトーナメントに復帰した。
そして、昨年受けたアジアンツアーのQTで18位に入り、フルシーズンで参戦。リランキングが数試合ごとに行われるアジアンツアーでも、今のリランキングは7位。
確かな手ごたえを掴んできた。
それだけに経験も豊富だ。毎週様々な国のコースで開催され、見たこともないようなコースもある。行き来して強く思うのは、「日本のコースはグリーンが素晴らしい。少し荒れていてもきれい」ということだ。
今週は面白いようにパッティングが入り、バーディが取れる。
今日も7バーディ、1ボギーで9アンダーの3位タイ。バーディも2日間で14個と今大会1位。
2003年『カニトップ杯チャレンジトーナメント』以来の2勝目も近い。