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モトローラ・インターナショナル2日目、髙橋竜彦が通算5アンダー

Picture by Paul Laktos/Asian tour
昨年、ツアー通算2勝目をあげたUBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ。特典は、5年間のシード権とブリヂストン招待の出場権だった。

しかし、完全に打ちのめされて帰国した。
向こうの選手たちのパワーと飛距離に圧倒された。

本来は、確実にフェアウェーに置いて、アイアンショットでチャンスを作るタイプ。
しかし、「自分も、もっと飛ばさなくちゃいけない」。
そんな思いにかられるあまり、すっかり自分を見失った。

後半戦で思ったような成績が残せず、賞金ランクは23位にとどまった。
その反省から「今年は飛ばなくも良いから。自分のスタイルを徹底して貫こう」と決めた。

「それが、この“初戦”でよい形で出たと思う」。

アジアンツアーのモトローラ・インターナショナル2日目。
スタートのインコースこそパットが決まらずに伸び悩んだが、妻で女子プロの葉月さんが見守る中、上がりホールでしっかり魅せた。

6番で15メートルのフックラインをねじ込むと、8番から2連続。
最終9番は残り210ヤードから3番アイアンで、ピンそば1メートルにピタリとつけた。
通算5アンダーに浮上して、「面白い位置につけられた」と、ニヤリ。
今月9日、母校の大野北小学校にスナッグゴルフのコーチングセットを寄贈した。
そのとき、後輩の前で約束した「今季初戦での優勝」が、現実味を帯びてきた。


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