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アコムインターナショナル 2006

三橋達也「勝負はこれからです!」

最近、徐々に調子を取り戻しつつあったとはいうものの、この日の好スタートは「キャディさんの力がデカイ」と、三橋は言い切った。

ここ石岡ゴルフ倶楽部の研修生、野澤威大(たけひろ)さんは、一昨年前のこの大会でもコンビを組んだ。

昨年は事情があって再タッグは実現しなかったが「今年こそはお願いしようと思ってた」。
その矢先に、野澤さんから電話。
「“担がせて下さい”と向こうから行ってくれて・・・。なんとまあ良いタイミング。この最強タッグに、今週はなんかあるな、と」。

この日ミスらしいミスは、7番でアプローチを大きくショートさせたことくらい。
グリーンの読みは、2人ほとんど意見が一致した。
「それだけで、安心してパッティング出来る。右1カップと決めて、外れたらしょうがないと思える。グリーン上のストレスが減る。心強い味方」
三橋がそのサポートぶりを絶賛すれば、「今日のプロのショットはほぼ100%の出来。完璧でした」と、野澤さん。

予感的中の4アンダーに、2人の相性の良さが伺える。

昨年賞金ランク86位に終わった今季は、2004年にマンシングウェアオープンKSBカップでツアー初優勝をあげたときの資格が残っていたが、それも今年で期限切れ。
正念場を迎えながら、6月から7月にかけて6試合連続予選落ちを味わった。

現在、同ランク77位と窮地だが、三橋は明るい。
「ほんとうに上手い人ならば、土壇場に一気に上昇できるもの。・・・勝負はこれからです!」。

一昨年前のこの大会では初日、2日目とスコアを伸ばし3日目には一時トップに立った。
今年も心強い相棒と力を合わせて、あのときの再現を狙う。

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