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フジサンケイクラシック 2009

井戸木鴻樹は「見えんほうが良かった」

暗がりの中、47歳が元気にガッツポーズを握った。最終9番で、14メートルの第3打はサンドウェッジでチップインバーディを奪い「見えんほうが、良かったわあ!」と喜んだ。

この日2日目は前日に引き続き、濃霧のためスタートが遅れ、最終組から1つ前の井戸木は、日没ぎりぎり。
最後はティショットをバンカーに打ち込んだが、これをうまく脱出し、なかば闇雲(?)に打ったアプローチが思いがけず決まって、通算6アンダーは3位タイで決勝ラウンドを迎える。

ホールインワンを含む65をマークして、3打差の単独首位につけた第2ラウンドとは一転、この日は「打って変わってチャンスがなかった」。
全長7397ヤードのコースに、自称「ツアーいち飛ばないプロ」は、嫌でも力が入ってしまう。
それでショットに精彩を欠いたが、「今日のようなスイングをしていたら、明日は絶対に行き詰まる」と反省点をあげる。

ホールアウトしたころには練習場はとっくにクローズしており、この日のうちに調整できないのが残念だが、「明日の朝は、リズムとセットアップ、ボールの位置を調整してしっかりと立て直して臨みたい」と話していた。

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