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アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン 2013

井戸木鴻樹は「4日間、回りたかった」

51歳の英雄は、上がってくるなり駄々をこねた。「回りたかったなあ・・・あしたも、明後日も!」。主催者の特別承認を受けて、帰ってきたコースは、ここでゴルフを覚え、育ててくれた懐かしい庭で、「この2日間は思い出を感じながら出来たことは、嬉しく思っています」。

茨木の地元ファンの大声援を受けて、まだまだ浸っていたかった。
それには、パットが決まらなすぎた。
「アンダーパーで回るという使命が今日の僕にはあったので」。それだけに、スタートの1番、2番、3番と立て続けにチャンスを「外して、外して、外して・・・バーディ先行で行きたいところを、ボギー先行で来たから、最後までリズムが取れなかった」と、4番で最初のボギーを悔やんだ。

このあとまたアメリカに渡って、米シニアのチャンピオンズツアーに合流する。帰国の日はまだ、決めていない。“最終戦”まで、腰を据える計画も心の片隅にあるだけに、「今みたいなだらけたゴルフのままではダメ。もう集中して頑張らないと。気持ちを入れ替え、気合いを入れ直して頑張ります」。思い出の地で、これから秋の本格シーズンに向けて当地での健闘を誓った。

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