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アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン 2013

井戸木鴻樹は「明日は4アンダーを出す」

ここでゴルフを覚え、育ててくれたいわば“原点”は、勝手知ったる庭も、世界のイドキは特に、2011年に改良された新しいグリーンに苦しんだ。「1メートル以上のが、一発も入らん。それが、ボディーブローのように効いてきたね」。

5月の全米プロシニアで、日本勢として初めてのメジャー制覇。茨木が生んだ地元のヒーローは、たくさんのギャラリーを引き連れ、「気分もよく、周囲が雰囲気を作ってくれた」。
凱旋出場に、地元ファンのせっかくのお膳立ても、「自分から壊してしまった」と、恐縮しきりだ。

先週は、ハワイで米シニアツアーを戦い、23日の月曜日に帰国したばかり。時差ボケも抜けないままだが、「体は大丈夫」と不屈の闘志で毅然と、小4で“デビュー”した思い出のコースを歩き抜いたが「あれだけ入らないと、集中力も切れてしまう」と、さすがのイドキの笑顔も曇る。

「風がこれだけ吹くと、難しい。たまにチャンスについても獲れなくて。しのげなかったのが、ボディーブローになっている」と悔しそうにまた繰り返しながらも、気持ちは切れることがない。

「予選カットは1オーバーと睨んでいる」といい、「明日は4アンダーを出す。それくらいは行ける自信があるので」。5オーバーの初日を取り戻すスコアで、今季初のレギュラーツアーは、ぜひコースにご恩返しの決勝進出と行きたい。

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