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第1回ゴーゴルジュニアスクール ツアープロとして子供たちに「ゴルフ」の楽しさや「環境」について伝えたい!!

髙橋からレッスンを受け初めて体験するスナッグゴルフ!
千葉県鶴舞カントリークラブのクラブハウス前に現れた髙橋竜彦は「寒いね!!」と前日まで訪れていた海外との気温差に少し背中を丸めながらも疲れを感じさせない様子。

ツアープロとして少しでも子供たちに「ゴルフ」の楽しさや「環境」への意識を高めてもらいたい!と、講師としてこのスクールに参加した髙橋。第1回目の開催となったこの日は小学1年生から6年生までの総勢15名の子供たちがこのスクールに参加することになった。

2006年に通算2勝目、初めての日本タイトル「UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ」で奥さんの葉月さんがスナッグゴルフ全国大会でレポーターをしていたこともあり、母校の大野城市立大野北小学校にスナッグゴルフを寄贈するなど、以前からジュニア育成を積極的に行ってきた。母校での寄贈式では奥さんと二人で夜中までかかり当日の台本をつくるほどだった。

スクール当日、開始2時間前に会場に入って髙橋は、少しでも興味をもってもらいたいと打合せに余念がない。

この日の参加者の大半がゴルフ未経験者の子供たち。
まず、髙橋は小学1年生から6年生の11名の子供たちを対象にスナッグゴルフのレッスンの為コース内へ移動。子どもたちは初めて触れるスナッグゴルフの道具に目を輝かせ、髙橋の実演や道具の説明を食い入るように見つめていた。
いざ、ローラー(パター)を使っての実践となると子供たちのボルテージは一気に頂点へ。あちこちから笑い声や歓声、そして一人ひとり丁寧に教える髙橋の順番を、今か今かと覗き込む子供たちと活気あふれるレッスンとなった。

その後、髙橋はゴルフ経験者の子供たちが待つ練習場へ移動。
スイングやアドレスについて髙橋からアドバイスを受けると真剣に聞き入り、ひとつひとつ確認するようにスイングを試していた。

午前中のレッスンが終わると子供たちはクラブハウスに戻り髙橋と肩を並べて一緒にカレーライスを頬張り、午後のレッスンが待ちきれないと我先に飛び出していった。

いよいよ午後のレッスンは実践を取り入れたラウンドを中心として行われ、未経験者の子供たちはフェアウェイいっぱいを使用して思いっきり打つ練習。
経験者の子供たちはバンカーショットやアプローチのレッスンを受けた後、ラウンドしながらのアドバイスを受けていた。

髙橋が経験者の子供達のレッスンを行っている間、スナッグゴルフレッスン場では
「髙橋プロがこっちに戻ってくるまでにもっと練習してビックリさせる!!」と、自然に子供たちが練習をし始め、その上達は目に見えるほど。

経験者の子供たちがラウンドを終え合流したところで、最後は全員で3ホールのスナッグゴルフ大会。

自分のスコアをカウントしながらプレーする子供たちの表情は真剣そのもの。髙橋は各グループを回り子どもたちに「失敗しても大丈夫だよ!」と優しく声をかけるなど、幼い子供たちにもわかりやすい言葉を一生懸命選んで話しかける姿は、トーナメント会場での真剣な表情とはうって代わって優しい表情を見せていた。

スナッグゴルフ大会が終了した後、髙橋と子供たちはコース敷地内に桜の木を植樹。
ゴルフに続いての初めての体験に子供たちも興味深々で木の苗を観察し、クラブをスコップに持ち替え一生懸命土をかぶせていた。

クラブハウスに戻った子供たち全員には帽子やボールのプレゼントと、髙橋自身がプロになるまでの道のりや日本タイトルで優勝した日を振り返るなどの懇親会が行われた。
プロゴルファーになってうれしかったこと、つらかったこと。
いろんなエピソードを交えて子供たちに語りかけた。

子どもたちからは「プロになるにはどうしたらいいですか?」と質問を投げかけられた髙橋は、「ゴルフでも他のスポーツでも仲間が必要です。楽しいことがまず一番大事!勉強もスポーツもがんばって続けることが大切です」と話した。

この日、スクール開始前にプレゼントされたバックタグは、髙橋が通算2勝目を挙げた「UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ」で3年前から行われている環境活動「はじめの第一歩!」の活動のの一環として作られたもの。

髙橋は「みんなが大きくなった時、そしてみんなが大人になって子供を持った時に、今と変わらず外でのびのびスポーツが出来るように僕たち選手も協力しています。今日みんなが植えた木もちゃんとお世話をしてあげないとだめになってしまいます。みんなはまだ小さいので、ごみ捨てや自然を大切にすることを心がけてください」と、語りかけた。
最後には子供たちが声をそろえて「ありがとうございました!」と挨拶。

「トーナメントプロとして出来ることは子供たちに何かを伝え、ゴルフの楽しさや夢をもってもらうこと!」
髙橋はレッスンで子供たちにゴルフの楽しさを伝えると同時に子供たちに夢をもってもらい、そして今まだ小さな子供たちに自然を大事にする気持ちを伝えたかった。

スクール終了後、髙橋は「僕らがゴルフを始めたころは大人=ゴルフっていうイメージがあったけど、今は石川君の影響もあっていろいろなゴルフ場でジュニアの姿を見られるし、ゴルフが身近なものになって来ているので、何か僕たちがきっかけを作れればいいですね」と、話し会場を後にした。

ゴルフをしたことがある子もない子たちにとっても髙橋とすごした一日は忘れられない日となったに違いない。

※このスクールの収益金の一部はスナッグゴルフ全国大会と環境活動「はじめの第一歩!」に寄付されます。
  • みんなで力をあわせて!植樹するために穴を掘る子供達と髙橋
  • 力をあわせて植樹した木の前で記念撮影
  • 子供達から髙橋への質問の手があがる

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