昨年は、日本で未勝利ながらも初受賞にやや後ろめたさも残ったが、今年は堂々と胸を張れる。しかも最終戦「ゴルフ日本シリーズＪＴカップ」で賞金王の片山晋呉を抜いて、大逆転のランク１位だ。

プラヤド・マークセンが、Unisysポイントランキング賞で、２年連続の受賞を果たした。

参戦８年目を迎えた日本ツアーは５月の三菱ダイヤモンドカップでようやく初優勝の壁を破ると、アジアですでに６勝の実力者はたちまちその実力を開花させた。

続くミズノオープンよみうりクラシックで、２試合連続Ｖ。

また今年は世界舞台での活躍も目立った。
４月はオーガスタに初挑戦。マスターズから初招待を受け取ると、７月はリンクスコースへ。
99年に続く２度目の全英オープンは予選落ちを喫したが、８月の全米プロは15位タイでフィニッシュした。

まさに世界を股にかけた１年は、日本で初の賞金王も狙おうかという勢い。
しかし10月に虫垂炎を患って、思いがけない戦線離脱にその夢こそ叶わなかったが11月のダンロップフェニックスできっちり締めた。

昨年覇者のイアン・ポールターや、南アフリカのアーニー・エルスら並み居る世界ランカーを眼下に見下ろし、今年節目の35回大会にその名を刻んだ。

そろそろお腹の出っ張りが気になり始めた42歳はダイエットにも挑戦。
夕方５時以降の食事を一切断ち、常に腹八分目を心がけたことで体重は３キロ減。
取り戻した切れ味鋭いショットを武器に、身長162センチの小さな巨人が今年も世界各地で暴れ回った。

12月８日（月）に、都内のＡＮＡインターコンチネンタルホテル東京で行われた部門別表彰式の「ジャパンゴルフツアー表彰式２００８」は今年、永久シード選手が各賞のプレゼンターを務めるという演出がなされた。

社団法人日本ゴルフツアー機構が用意した記念のトロフィは、ゴルフ界の“ドン”こと杉原輝雄から。
また副賞として、ジャパンゴルフツアーのオフィシャルスポンサーでもある日本ユニシス株式会社の福永努・代表取締役専務 執行役員より賞金100万円と、『東京ディズニーランド　カウントダウンパスポート』を受け取ったタイの英雄に惜しみない拍手が贈られた。

※Unisysポイントランキング賞とは…総合的に優れた選手を選出することを目的に、平均ストロークをはじめ、合計９つの部門別ランキングをポイント換算し、その合計によって順位を決定するものです。

※ジャパンゴルフツアー表彰式とは･･･平均ストロークや平均パットなど、各部門別ランキングで１位に輝いた選手と、今年のシード権を獲得した選手をはじめ、関係者、ファンのみなさまなどゴルフを愛する多くの方々にお集まりいただき、今年活躍した選手を称えると同時に、みなさまに感謝の気持を申し上げる場として毎年、シーズンが終了する12月に開催しているものです。

当ホームページ上でこれから３回にわたってその模様を紹介してまいります!!

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