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片山は6位で最終ラウンドへ

この日最後の試練もボギーで踏みとどまった。13番から3連続バーディを奪い、通算7アンダーで迎えた18番。
手前5メートルを狙いにいったという第2打は、グリーンをオーバー。奧からの難しいアプローチは乗せきれず、微妙な距離のパーパットが残ったが、これを読み切った。
がっちり沈めて、小さく2度こぶしを振った。

この日2アンダーの70で回って通算6アンダーは「今日の天気のような最高な1日!」。
片山晋呉が8度目のマスターズで、決勝ラウンドを6位で迎える。

昨年は予選落ちした。
「ここで、これまで何度もやられてきて、そのたびにやらなきゃいけないことが見つかった」。
目の前に突きつけられた課題に試行錯誤を繰り返しつつ、それでも確実にクリアしながら年々進化をとげてきた。

今年はまったく不安がない。
そして3日間とも全身全霊をこめて戦いながら、なおかつ「やっていて気持ちいい」と言える余裕がある。
「他の選手とのハンディも感じずにやれている。今まで出来なかったことが、少しずつ出来るようになっている。それが快感です」。

自己最高は2006年の27位だが、それを上回る順位どころかもっと上の目標も見えてきた。
日本人最高は、伊澤利光の4位(2001年)。
首位タイのケニー・ペリーとアンヘル・カブレラとは5打差だ。

そのほか、今田竜二はイーブンパーで回って通算1オーバーは37位につけている。

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