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小林正則が地元・千葉で“ゴルフ伝道師”に!①

ジャパンゴルフツアー選手会(JGTPC)が、社会貢献活動の一環として子供たちにゴルフの素晴らしさや楽しさとともに、夢を持つことの大切さを伝える目的で、今年も“ゴルフ伝道”のための小学校訪問を実施している。今年訪問予定の6校のうち2校をシーズン開幕前に実施して以降、「東北地方太平洋沖地震」が発生したため中断していたが、残り4校の子供たちが“ゴルフ伝道師”の来校を楽しみにしていてくれていることもあり、ツアートーナメントのオープンウィークである今週、2名のツアーメンバーが小学校訪問を行なった。

6月6日(月)は高山忠洋が静岡県富士宮市へ。そして今回、第4弾“ゴルフ伝道師”としてご指名を受けたのは、「とおとうみ浜松オープン」でプロ14年目にしてツアー初優勝を飾った小林正則だ。
小林は6月9日(木)、千葉県千葉市の中心部に位置し、全校児童数696名、平成19年に創立80周年を迎えた歴史と伝統のある、千葉市立院内小学校の門をくぐった。

“ゴルフ伝道”による最初の授業は、恒例のスナッグゴルフ実技講習会。
今回、プロから直々にレッスンを受けるのは、4年生3クラスから選抜された60名の子供たち。
梅雨入りしたとはいえ、この日の千葉は日も差し、絶好のスナッグゴルフ日和となった。
小林にとっては初めての小学校訪問と同時に、初めてのスナッグゴルフ講習会とあって、少し緊張した面持ちで子供たちの待つ校庭に向かったが、みんなから大きな拍手で温かく迎えられると、明るい笑顔がこぼれた。
校長先生のご挨拶のあと、まずスナッグゴルフセットの贈呈セレモニーが行なわれ、(社)日本ゴルフツアー機構を代表し、プロから代表児童3名へスナッグゴルフセットが手渡された。代表児童からは、「今年はスナッグゴルフクラブもでき、今日は小林プロにゴルフを教えて頂けるということで、みんな楽しみにしています。1日よろしくお願いします。」と挨拶があり、いよいよ待ちに待った実技講習が始まった。

スナッグゴルフの用具説明があり、プロがデモンストレーションでフルショットを披露。
身長186cmの小林の迫力あるショットを間近で見た子供たちは大興奮。
高々と飛んでいったボールの行方を追いながら、「わぁーすごい!あんなに飛ぶんだー」とたくさんの歓声と拍手が校庭中に響き渡る。
次は自分の番と、さっそく子供たちは8グループに分かれ、パット、チップショット、ピッチショット、フルショットをそれぞれ練習。ゴルフをやったことがある子供にも、初めて用具を手にした子供にも、小林は丁寧に、手取り足取り指導。「お〜、上手い、上手い」「今のいいね!」「強く打てたね!」とひとりひとりに声をかけ、時折かがんで優しく子供の顔を覗き込む。
プロに教えてもらった子供たちは口を揃えて、「スナッグゴルフは難しいけど、とても楽しかった」「小林プロは優しくて、教えてもらえて嬉しい」「やったことないのに、うまいってほめられた」「これからも続けたい」とみんなハイテンション。
そして実技講習も終盤にさしかかり、練習の成果を試すゲームを行なうと、熱気は最高潮に。
チームごとに「がんばれー!惜しい!」と元気いっぱいの声援が飛び交い、優勝したチームは、ご褒美にプロとハイタッチで大喜び!
最後には、しょうたくんとかなちゃんがプロと直接対決するなど、大盛り上がりの95分間だった。
初めてのスナッグゴルフ実技講習を終えた小林は、「子供たちのパワーはすごい。いや〜圧倒されちゃった。ゴルフ上手な子がいたね。」と感想をもらし、ホッと胸をなでおろした。

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