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石川遼が予選通過、全米プロゴルフ選手権

メジャーで初の決勝ラウンド進出だ! 石川
米ミネソタ州のへーゼルティン・ナショナルGCで行われている全米プロゴルフ選手権で、大会史上最年少出場の石川がメジャーで初の予選通過を果たした。

インスタートの2日目は、17番パー3でまさかの4パット。ダブルボギーを叩いたが、「ああいうパットがあってもおかしくないグリーン。良い経験が出来た」と前向きに、「最後の最後まで諦めない」姿勢が土壇場で生きた。

通算5オーバーで迎えた176ヤードの8番パー3で、ピンそばにつけるスーパーショット。バーディを奪い通算4オーバーは、そのときまだ“圏外”の90位台だった。

「もう少し良いプレーがしたかったという気持ちがあるが、あがってしまったら、僕の力ではこれ以上、良いスコアには出来ない。他の選手のプレーを待つだけです。願って待ちます」(石川)。

そのあと、強い風の影響で徐々にカットラインが降りてきて、62位タイ。
「ぎりぎりのところで、踏みとどまるところが出来た」と、1打の重みを改めて噛みしめた石川は、メジャーで経験する初の決勝ラウンドに向けて、「良くても悪くても諦めないでプレーすることが、その後の自分につながっていくと思う。明日も明後日も最後まで諦めない」と、心に誓っていた。

そのほかの日本勢は、藤田寛之がこの日2オーバーの74で回って通算1オーバーは26位タイで、2年連続の決勝ラウンドに進出した。

片山晋呉は通算9オーバー、また今田竜二も通算7オーバーで予選落ちをした。

ジャパンゴルフツアーと米ツアーメンバーで、韓国出身のY・E・ヤンが通算1アンダーの9位タイグループにいる。
首位は、通算7アンダーでタイガー・ウッズ。やはりジャパンゴルフツアーメンバーで、豪州出身のブレンダン・ジョーンズや、前年覇者のパドレイグ・ハリントンら、2位タイグループとは4打差をつけて、今季初のメジャー制覇にむけ着々と独走態勢を築く。
  • 藤田も、2年連続の決勝進出を決めた

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