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日本ゴルフ界が思いをひとつに… 『日本ゴルフ界合同・震災復興支援チャリティープログラム』

4月4日(月)都内にて、ゴルフ関連の20団体が集まり、『日本ゴルフ界合同・震災復興支援チャリティープログラム』の記者発表会が開催された。
このプログラムは、今回の未曾有の大震災で被災された方々や被害を受けた地域の復興のために、“ 震災復興支援 グリーン・ティー・チャリティー ”の名称で、『日本のゴルフが、日本のチカラに。』というスローガンの下、日本ゴルフ界が一致団結して発足。義援金50億円を目標に、プロゴルファーだけでなく、一般のゴルファー、そして、ゴルフ場、ツアー関係者、練習場、用具メーカーなど日本のゴルフに関わるすべての人たちが、日本のチカラになれるよう、その行動をひとつのカタチにし、ゴルフ関連団体が知恵と力を合わせることで、これまで以上に支援の輪を広げ、より規模の大きい、力強い支援活動を展開していく。

主な支援活動として、ゴルフトーナメントにおいては、日本3オープン(JGA)、日本プロゴルフ選手権(PGA)、男子ツアー(JGTO)、女子ツアー(LPGA)、シニアツアー(PGA)の本年度開催されるすべてをチャリティートーナメントとし、賞金の一部をチャリティーとするほか、ギャラリーの方々を対象に、チャリティーグッズ販売や募金箱設置、入場料の一部をチャリティーとし、ギャラリープラザでチャリティーイベントを開催する。また、ゴルフ場や練習場への来場者に向けても、関連団体と連携した上で義援金を募る仕組みを構築する予定。
これらの活動状況や集められた義援金については、『日本ゴルフ界合同・震災復興支援チャリティープログラム事務局』より、随時ホームページ等で報告される。

今回の記者発表会には、オフィシャルスポークスマンとして青木功と片山晋呉が出席。先日被災地である宮城県気仙沼を訪れた青木は、「事態を見たら、言葉が何も出てこないし、本当に悲しかった。各団体の人たちが日本を上げてこのような義援金活動を行う動きが高まり、これから長い時間をかけてみなさんと一緒にやっていけたらと思う。その中で、1つでも自分がやっていることで、被災地の方々を勇気づけられたらいいし、復興してこれでいいというまでは何年でも、自分は支援を続けていきたい」と伝え、改めてみなさんの協力も呼びかけた。そして片山も、「僕を始め個人で募金活動を行っているプロはたくさんいるが、選手も1つになって、ゴルフ界としても1つになって、このような活動をしていくことは、これから試合が始まっていく上で非常に重要だと思う。選手みんなが賛同し活動を続けていけるよう、僕も先頭を切ってやっていきたい」と意気込みを語った。

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