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日本オープンゴルフ選手権 2010
今年の舞台<愛知カンツリー倶楽部>
すでに、何人かのツアープレーヤーたちが、事前に下見を重ねており、早くもさまざまな声が聞かれる。
2005年と2008年度のチャンピオン、片山晋呉は「何回か回ったが、本番ではとんでもなく難しいことになっていると思う」と漏らした。
「みんなにっちもさっちもいかなくなるんじゃないかな」。
しかし、だからこそ燃える。
「年間を通じても、僕にとってのメインイベント。どう攻略していくか、本戦までにじっくりと考えて挑みたい」と、3度目のタイトル獲りに虎視眈々だ。
先週のキヤノンオープンで、3日目に首位タイにつけた谷原秀人も開催前の難コースを経験した。
ちょうど今から1ヶ月前のこと。「そのときはまだ、ラフもたいしたことはなかったけれど。あれからひと月でどう変わっているか」と、タフなセッティングは必至の1週間に思いを馳せた。
石川遼は、賞金ランキング1位のまま絶好調で、初のタイトル獲りに挑む。
先週のキヤノンオープンは最終日のあがり3連続バーディと、粘りに粘って単独2位。
「結果以上に手応えがある」と言い、「早くコースに行きたい」と、胸躍らせた。
名匠・井上誠一氏の手による丘・林間コースは自然そのままの地形が生かされた18ホールズ。
ティグラウンドから林や丘超えのブラインドホールもいくつかあり、もともと正確性が求められるレイアウトに主催の日本ゴルフ協会が、威信をかけて施す難セッティングが加わって、本番ではどんな姿を現すのか。