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アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン 2010
韓国のS・K・ホが第二の故郷で首位発進
二児の父親になって、仕事より家庭を優先しがちの毎日に「僕は真面目なお父さんなので」と、ちょっぴり苦しい言い訳だ。
昨年の賞金ランキングも56位と優れず、実はこのアジアと日本の両ツアーに獲得賞金が加算される今大会にも、当初は権利がなかった。
「恥ずかしいんですが・・・。スポンサーの方に、お願いしました」と、今回のエントリーも、首位タイで並んだ細川和彦と同じクチ。
主催者推薦での出場に、「せっかくいただいたチャンスを生かさなければ」という強い使命感もまた、細川と同じ。
この日は特に、5〜6メートルのパッティングが冴えて4アンダーは67に、「まずは初日のノルマをクリア」とホッと胸をなで下ろす。
会場の兵庫県は神戸市の六甲国際ゴルフ倶楽部は、同・西宮市の自宅から車でわずか30分の自宅通勤も、今週ばかりはゴルフに専念。
同コースで行われた2003年のマンシングウェアオープンKSBカップで2位に入った経験があり、そのときの記憶はまだほのかに残っている。
「相性の良いコースで久しぶりに結果を出したい」。
2年ぶりの、9勝目を狙う。