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アコムインターナショナル 1999

舞台の石岡ゴルフ倶楽部について

 帝王・ジャック・ニクラウスの設計。高低差はわずか4メートルのフラットな大地に、池やマウンドが随所に配されている。
 名物ホールは、15番(=写真)やや右にドッグレッグしている445ヤードのパー4。フェアウェー右サイドには池がせりだし、縦型に広がるバンカーが特徴だ。さらに左サイドにはグリーンまでバンカーが4つあり、ティショットはフェアウェー中央に運ぶのが賢明だ。

 豪快に、ドライバーで飛距離を稼いでいくか、フェアウェーウッドで刻んで、池やバンカーを避けて安全に行くか、終盤で、選手のマネジメントが問われるホールだ。

 ちなみに初日の15番ホールでバーディを奪った選手は19人。難易度は13位だった。

 また、アウトインともはじめ2ホールで、比較的取りやすいホールが続くのも特徴。

 アウトは、1番の352ヤードのパー4と2番の533ヤードのパー5。インは10番の398 ヤードのパー4と11番、495ヤードのパー5。

 どちらも出だし、短めのミドルホールとロングホールの組み合わせで、初日首位に立った鈴木亨は「両方ではじめにきっちり取っていければ、波に乗れるコースではないか」と分析している。

 最終的に、“ニクラウス”に打ち克つのは誰か。結末が楽しみである。

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