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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2009

丸山茂樹も土壇場の出場権

シーズンも終盤を迎えるころは、上位に来るたびに繰り返してきた。「シリーズに出たい」。その年の優勝者と国内のみの賞金ランキングは25位までの選手にしか権利のない「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は、いわばその年、好成績を残した男たちの集まりであり、その場所にいられるというだけで満足という選手もいるほどだ。

丸山もまたしかり。
「出る出ない、というよりも、その位置に身を置いているということが大事で」。
それだけに、賞金ランクは26位と出場権まであと一歩で迎えた前週のカシオワールドオープンは、相当気合いが入っていた。

小田孔明と石川遼と、並んで首位タイで迎えた最終日は「パッティングが狂っていた」と、かねてより課題にかかげていたグリーン上に手こずりイーブンパーに終わったが、7位タイで2001年以来8度目の出場権を土壇場でもぎ取った。

「最低限の目標はクリア出来た。頑張りました」と満足そうに、今年最後の祭典に乗り込む。

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