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〜全英への道〜ミズノオープン 2000
「全英に、いきたい気持ちは2年前より強い」
「今年の全英は、何がなんでもいきたい。この気持ちは2年前より強い。…佐々木君がミズノで風邪でもひいてくれれば、僕が行けるってことなんだね、…なんて冗談だけど(笑)」との優勝コメントには、水巻のジ・オープンへの思い入れの深さが伺える。
水巻は93年、この“日本予選”が始まった年に、JCBクラシック仙台で優勝し、ロイヤルセントジョージでの大会に初挑戦。日本勢6人の中でただひとり、「無我夢中で」予選通過を果し、27位と健闘。その余勢をかって米ツアーにも挑戦した(翌年米ツアーのシード権を獲得)。
2度目の挑戦は98年、ロイヤルバークデールでの大会。このときは、練習グリーンでギックリ腰になり予選落ち。「ただ、コースを歩いてきただけのようなものだった」と、今も万全の態勢で臨めなかった当時を、無念そうに振りかえる。
また、2000年のジ・オープン開催コースのセントアンドリュースは、93年、94年ダンヒルカップで日本代表として参加し、8バーディ、ノーボギーの64を出した経験もある。
「向上心」を忘れかけ、優勝から遠ざかってから2年。ようやく復活Vを遂げ、シードにも返り咲いた今年。今だ米ツアーへの夢を追い続ける水巻にとって、2000年のセントアンドリュースこそ、さらなる飛躍を遂げる出発点としてふさわしい場所といえるのではないだろうか。
今週は、水巻の“聖地”への挑戦から、目が離せなくなりそう。