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マンシングウェアオープンKSBカップ 2008

富田雅哉「喜んで欲しいから」

上り調子だ。きっかけは先週の日本プロ。ツアーに帯同するフィットネスカー「プレジャー」の成瀬克弘トレーナーから受けたアドバイスがハマった。

「アドレスが近すぎる。ボールから、もう少し離れてみたら」と言われて、いちかばちかで「靴一足分」。思い切って、離れてアドレスしてみたら「打てば打つほどどんどん調子が良くなっていく」。

今週になってクラブ契約先テーラーメイドのスタッフに、ドライバーのフェースの向きを修正してもらったことも相まって、「今日は丁寧に、かつガッツのあるゴルフが出来た」と満足そうだ。

師匠とあおぐ田中秀道は、腰痛のため開幕戦の2日目に棄権をしたまま、戦線離脱。兄弟子にあたる、河井博大は今季、出場権がなく、「練習ラウンドはほとんど一人」と、寂しいシーズンを送っている。
「2人に早く戻って来て欲しい」と富田。
そして「戻ってきたときに、僕がいない、なんてことのないように…」。
いまは「僕から言えることは、何もないから」とリハビリ中の状況を気遣って、「こちらから、あえてほとんど連絡をとらないようにしている」という先輩にも喜んでもらえるように。
「良い成績を出して、報告したい」と話した。

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