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Philip Morris Championship 2000
▼ トピックス「ウキウキしているよ」
室田淳の笑いが止まらない。
「4番(582ヤードのパー5)なんて、今まで2オンなんか狙ったことなかったんだよ。でも、今日はエッジまで残り256ヤードまで飛んで、スププーンで狙った。
18番(536ヤード池超えのパー5)もね、ヘタすればイーグルチャンスもありって感じで。なんだか昨日からずっと楽しくってウキウキしてる」
室田の上機嫌の元は、今週から使いはじめたというテーラーメイド社の新しいドライバー。
これと同じタイプを使って3位にタイにつけた田中によると、「シャローフェースなのでとても易しく打てるんだけど、シャローにありがちな、軽い球が出ない。アゲンストの風にも吹き上がらず、常に280ヤード前後の安定した飛距離が望める」という。
現在、国内では試作の段階で、銘柄・発売日などはまだ未定だそうだが、「米ツアーではとても人気が高く、8月の全米プロでも一緒にまわった選手のうちひとりはそのドライバーを使っていた」(田中)。
室田は前日に引き続き、このニュードライバーで果敢に攻めて、4つのうち3つのパー5でバーディを奪い、「やっぱりゴルフはクラブ。アマチュアの人の気持ちがやっとわかった。久しぶりの首位で、ちょっと緊張していたけど、その中でもこのスコアだもの。ほんと、クラブのおかげ。笑いが止まらないって感じだね」
94年のフジサンケイ以来のVを射程に入れ、「ショットはいいんだけどパットがね…。ショートゲームがもうすこし良ければ、もっとスコアが出そう。明日も緊張すると思うけど、これがいい緊張になって、また、アンダーパーでまわれればなあ、と思う」と話した。