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関西オープンゴルフ選手権 2009

熾烈なローウェストアマ争いは…

18年ぶりに、ツアー競技に復活したこのオープン競技に出場したアマチュアは24人。うち、4人が決勝ラウンドに進出し、3日目を終えてその最上位につけるのが、東北福祉大2年の藤本佳則くんだ。

今年の75回大会から、ローウェストアマには、いまは亡きアマゴルフ界の至宝の名を冠した「中部銀次郎杯」がもうけられている。

その栄冠に、もっとも近い位置で最終日を迎えるわけだが、藤本くんは不満そうだ。
「そこは、意識していないから」。
プロ転向を2年後に控え、目標はあくまでも「ツアーでの優勝争い。今週も、どこまで自分がやれるのか、試す場だと思っているから」と、藤本くんは言う。

しかし通算1アンダーの51位タイには、「その順位の通り、イケてない」。
この日は、OBを2回打った。
奈良県出身の19歳は、どんな場面でも物怖じすることなく、プレッシャーとは無縁だが、「まず一番に、ティショットの精度が一流選手と全然違うと痛感している」と悔しげに、「最終日こそミスを減らして、出来るだけ上位に行きたい」と、気合いを入れていた。

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