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カシオワールドオープン 2008
賞金レースはいよいよ佳境へ…!
先週のダンロップフェニックスで今季3勝目をあげたタイのプラヤド・マークセンは獲得賞金1億円を越えて、賞金ランク3位に浮上した。ランク1位の片山晋呉とは、5247万5430円差。
単純に計算するなら逆転の不可能ではないが今週は、中国・深センで行われるオメガミッションヒルズワールドカップに参戦。
マークセンの可能性は消えた。
ランク4位の谷原秀人は、6731万8576円差。
たとえ残り2戦で2連勝しても、片山を抜くことはできない。
残り2戦でとうとう片山と矢野東の一騎打ちとなった。
4389万5343円差のランク2位で追いかける矢野の逆転賞金王は、今週の結果が大きな鍵を握る。
あくまでも静観を決め込む片山に対し、「最後まで諦めない」と言葉を強めるのは矢野だ。
ツアー最終戦を待たずして、自ら勝負に終止符を打ちたくない。
「ゴルフ日本シリーズJTカップはどう頑張っても無理、ではなくて、今週の結果でどうか…というところまでは頑張りたい」。
周囲の「そろそろ男子にも新しい顔を…」という大きな期待もひしひしと感じている。
片山の2年ぶり5度目の賞金王を止めて、新しい時代を築けるのはもはや矢野しかいない。
「頑張って男子ツアーを面白くしたい」。
本人の思いも熱い。