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Thailand Open 2013
藤本佳則が、日本人選手の最上位に
タイは酷暑の戦いに、スタートするなり真っ赤になった頬が、さらに紅潮したのは11番。
402ヤードのパー4は、2打目を2度も「チャックリ」して、ダブルボギーで一度は沈んだ。
猛烈な伸ばし合いの展開で、これは痛い。
執念で、盛り返した。この日は、ティーインググランドがこれまでより2個も前に設定された14番の短いパー4で、ワンオン。楽々バーディで息を吹き返すと、15番では左4メートルのバーディチャンスだ。
16番は、池に入れたがひるまない。6メートルのパーパットをしのいだ。
17番パー3では、4番アイアンで2メートル弱につけた。
18番では、6メートルのバーディ締めで、通算15アンダーまで盛り返して、8位タイは日本人トップの順位につけたが、本人はもちろん、よしとしない。
「日本人トップでも、1位ではないですからね」。
そんなことで、満足している場合ではない。
ワンアジアとジャパンゴルフツアー(JGTO)と初の共同主管で行われているこの「タイランドオープン」で、「JGTOからもっと優勝争いをする選手が出てこないと日本のレベルが低いとみられてしまう」。
見下ろされるのはまっぴらだ。
首位とは4打差もあり、「このコースでは、まあきついですよね。明日は相当、良いゴルフをしないと」と、厳しい戦いは承知の上で、「もっともっと上で戦っていければ・・・いや、というか、戦っていかないとあかんなと、思いますね」。
我こそが、その最右翼としていざ最終日に挑む。