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2006年度ジャパンゴルフツアー表彰式を開催(12月4日)

今年の表彰台にはまさに、今季のジャパンゴルフツアーを象徴する3人が登壇した。片山晋呉と、インドのジーブ・ミルカ・シン、そして韓国のドンファンだ。

片山は青木功、尾崎将司に続く史上3人目の3年連続賞金王の座について、賞金ランキング賞と最優秀選手賞ほか、部門別ランキング3部門を獲得。

偉業達成について、「何より、こういう場を作ってくださっているスポンサーや関係者のみなさん、応援してくださるファンのみなさんのおかげ」とまず感謝の気持ちを述べたあと「次は、青木さんの記録に並ぶ」と、早くも来年の4年連続賞金王を見据えていた。

今年は欧州、アジア、日本の各ツアーで勝ち星をあげて総額約2億円を稼いだシン(=写真中)は、平均ストローク賞ほか、バーディ率賞や併設の特別賞、グッドパフォーマンス賞などを受賞して、「特に、平均ストローク賞は僕だけではなく、世界中のどの選手にとっても栄誉ある賞。年間を通じて安定した成績を残した証でもあり、厳しい練習と転戦が報われた思いがして夢のようです」と感無量だ。

今週発表の世界ランキングでは、念願のトップ50入り(47位、5日時点)。
まさに世界を股にかける大活躍で、来年のマスターズの出場権もほぼ手中に入れて「今から、オーガスタの門をくぐったときのことを想像して、ドキドキしています」と、胸を押さえた。

今年、史上最年少記録を塗り替えて、19歳での初シード入りを果たしたドンファン(=写真下)は最優秀新人賞 島田トロフィを受賞。
この晴れ舞台のために、父リー・クンチョルさんと母ボンジューさんがきゅうきょ、駆けつけた。
親子で壇上に上がり、スポットライトを浴びて感無量だ。

「息子と一緒に、ここに立っていることが夢のよう。これからも息子をよろしくお願いします」との父のコメントを照れながら同時通訳したドンファンも、「人生で、一度しかいただけない賞で、ほんとうに嬉しいです。これに恥じないよう、これからも一生懸命頑張って来年こそ優勝します」と、頬を染めた。

最優秀選手賞を受賞した片山には日本ゴルフツアー機構より記念のトロフィと、UBSグループより賞金100万円と、全日本空輸株式会社より副賞の『ANA国際線ビジネスクラス利用ペア往復航空券」が。
また賞金ランキング賞としてトロフィと、東建コーポレーション株式会社より『賞金100万円』と、銀座審美堂より副賞として『銀座 審美堂 プラチナダイヤモンドピンブローチ』が贈られました。

平均ストローク賞を受賞したジーブ・ミルカ・シンには日本ゴルフツアー機構より記念のトロフィと、東洋製薬株式会社より賞金100万円と、副賞として『最強サプリメント“楊貴芝”1年分』が贈られました。

最優秀新人賞 島田トロフィのドンファンには、日本ゴルフツアー機構よりトロフィと賞金100万円と、セガサミーグループより『商品券100万円分』が贈られました。

なお平均ストローク賞は、ランキングでは片山が1位ですが、トーナメント規定の細則[表彰](1)部門別ランキングにて「競技中のラウンドにおいて途中棄権をした者については平均ストローク部門にかかわる表彰の対象外とする」と定められていることから片山は対象外となり、ランク2位のシンの受賞となりました。

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