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アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン 2011

藤本佳則さんが12位タイ、ローアマチュア獲得にも「満足してたらいかん」

今大会では2年ぶり2度目のローアマチュア賞は、12位タイで獲得だ。前日3日目には、池田勇太と石川遼の2人のスターに挟まれてのラウンドにも、大ギャラリーにも物怖じすることなく、また最終日は難条件にも、危なげないゴルフで通算2アンダーをマークした。

普通の大学4年生なら、小躍りして喜ぶ順位だ。
しかし藤本さんは、「満足してたらいかん」。

次週はさっそく火曜日に、来季のツアー出場順位を決めるクォリファイングトーナメント(QT)のセカンドステージに、エントリーしている。
東北福祉大の4年生は、卒業と同時にプロ入りを目指して奮闘中だ。

「今日もあれだけフェアウェイに行ってイーブンパーとは。パットがもうちょっと入ってくれたらスコアも伸ばせたのに残念ですね」と浮かない顔は、この先に待ち受ける厳しい試練を覚悟すればこそ。

順調にQTを勝ち上がったとしても、「ツアーで通用するか。シード権を獲るまでの、道のりが大変です」。そう思うにつけて、無邪気に喜ぶ気になどなれない。
「まだまだ、もっと上を目指していかないと」。

総合優勝の平塚哲二と肩を並べた表彰式で、思いを新たにした藤本さんだった。

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