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ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2012

丸山茂樹は満身創痍も「ホストプロとしての役目を」

96年の連覇を含む大会3勝、米ツアーから緊急帰国して参戦した2004年も最後まで、優勝争いを繰り広げて2位につけた。袖ヶ浦と絶大な相性を誇る選手のひとりはしかし、「昔は、ね」と、苦笑した。

米ツアーでは、日本人最多の3勝を誇る選手はしかし、2008年にドライバーのイップスをアメリカから持ち帰ってからというもの、そのあとはまるでケガのデパート状態で、首、腰、膝とありとあらゆる箇所を痛めて、今は左手親指付け根の亜脱臼という爆弾を抱えて日本オープンの出場権がなかった先週も、治療に専念。

「改めてレントゲンを見せてもらったらショックで・・・」と、顔をしかめて絶句した。
「良くなることはない、と言われて、それも受け入れてやらないといけない」と、悲壮な覚悟で「今週はホストプロとしての役目を果たしたい」。

まさにブリヂストンの名前をしょって立つ看板プロ。
「練習場では一流プロの球が打てるのに、コースに出ると過剰反応してしまう」と、ケガに加えてイップスの症状と、またコースは3勝をあげたころからいえば、2番ホールがパー5からパー4に変わるなど、「以前とはイメージも変わってしまっているし」と“三重苦”にも、「袖ヶ浦には何かがあると思って頑張りたい」。
先月、43歳になったマルちゃんが、恩返しの活躍を胸に気力を振り絞る…!!

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