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藤本佳則 『今回も収穫あった』 <WGC大会最終日>
初日から3日間続けてオーバーパーでのラウンドが続いていたが、最終日に意地を見せた。
インコースからスタートした前半、14番ホールまでパーでしのいでいたが、15番ホール、18番ホールでボギーを叩き、前半を2オーバーで折り返した。
後半の1番ホールでグリーン奥からアプローチを寄せてパーをセーブすると、続く2番ホール(パー5)で2オンに成功。この日初めてのバーディを奪う。
さらに5番ホールから3連続バーディを決めて意地を見せた。
しかし上がりの2ホールはティショットが乱れてしまい、連続ボギーでホールアウト。
4日間を通して初めてイーブンの70でホールアウトし、72ホールを終了した。
今日を振り返ってゴルフの調子自体はそれほど良くなかったという藤本。
「アイアンの距離感、クラブの選択に少し不安があったが、後半はちょっと良いゴルフができて良かった」と笑みをうかべた。
後半に関しては「ゴルフが良くなったきっかけみたいなものは特になかったけど、ゴルフの流れが良かった」と説明。
「飛距離もそうだけど、パットの大事さが良く分かった」と語り、「今日一緒にまわったリッキー・ファウラーもそうでしたが、こっちの選手はティショットを曲げてから100ヤード以内のアプローチを残していも1パットのパーで上がる確率が高い。勉強になった、収穫はあった」と初めてのWGC出場で得たものを語った。
「しかし、全英オープンもそうでしたがどこもかしこも難しいコースばかりです」と悔しい表情。
「今日のトップは13アンダーですか?どうやったらこのコースでそんなスコアになるのかな」と苦笑いをうかべた。
「この4日間は初めての経験。全英オープンもそうでしたが、このような世界のトップと一緒にプレーができてとても勉強になる。早く自分も追いつけるようにもっと頑張らないといけないと思わされる。もっと日本で練習して足りないところを補ってまたWGCに挑戦してみたいです」と語った。
藤本にとって大きな収穫があった4日間だったことは間違ない。