記事
長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ 2010
プレーオフ2ホール目に敗れた薗田峻輔は
「1ホール目は、緊張で震えてた。特にパッティング」。
それでも、まずは着実に刻んでピン左7メートルのバーディトライが思うように打てたことで、がぜん前向きに。
2ホール目の第2打は、ピンまで270ヤード強。
向かい風は吹いていたが、飛ばし屋にはけっして届かない距離ではない。
「僕はアグレッシブに行くタイプ。いっちょう、狙ってやるか、と」。
迷わずスプーンを抜いて果敢に2オン狙いは、池に入れたが悔いはない。
「攻めた結果だから」とさばさばと、小山内と趙珉珪(チョ・ミンギュ)を残して一足先に、笑顔で舞台を下りてきた。
6月のミズノオープンよみうりクラシックでツアー初優勝をあげて、先週は初のメジャーを経験した。
セントアンドリュースでの闘いは2日間で終わってしまったが、聖地で感じた興奮をそっくりそのまま持ち込んで、すぐ翌週にV争い。
サドンデスには敗れたが、またひとつ、未知の世界を体験出来たことは、「これからの自信につながる」と、喜んだ。
「僕はまだすべてが未経験。何でも吸収していきたい」と、敗れてもなお、目を輝かせていた。