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〜全英への道〜 ミズノオープンよみうりクラシック 2008

岩田寛が初のメジャーへチャンス!

全英オープン日本予選ランキングの実質2位につける甲斐慎太郎は、この同予選最終戦にあたる今大会2日目にコースを去った。
また同ランク実質3位の高山忠洋が初日に棄権したことで、がぜんチャンスが見えてきたのが岩田だ。

出場権が与えられる今大会の上位4人に入れなくとも、甲斐と309万4966円差で同ランク実質4位につける岩田がトップ10入り出来れば甲斐を抜いて、権利が得られる。

それだけに、この日3日目の第3ラウンドでいくつかの短いチャンスを外したことが悔しい。
ボギーなしの66にも納得できない。
「あと4つは入れられた」。
そうすれば、暫定14位どころかもっと上位で終われたはずだった。
「不満です」と、浮かない顔で吐きだした。

それでも、インコースのトップスタートだったこの日の第3ラウンドは、18時50分の日没サスペンデッドのサイレンが鳴る前に、無事終了できたことがせめてもの救いだ。
最終日は18ホールに専念できる。
「今日中に終わったことは良かった」と、胸をなで下ろした岩田はもちろん、日本予選ランクの現状も認識している。
「(全英オープンへの)意識もあるけれど、意識したって良いスコアが出るわけじゃないから。明日は1打1打諦めないでやるだけ」。
初メジャーへの思いはひとまず封印して最終日を戦う。


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