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コカ・コーラ東海クラシック 2012

2週連続Vがかかる、小林正則

先週のアジアパシフィック パナソニックオープンは、優勝副賞が豪華で400万円相当の電化製品一式に、リクエストが殺到した。

「(小田)孔明は、洗濯機が欲しいと言うし、(松村)道央は掃除機がいいというし、トレーナーにはビデオカメラを譲ってくれと言われているけど、あげないよ!」と、釘を刺した。
「俺が本当に使わないものは、あげてもいいけど。エステの機会とかね」と、笑った。
「優勝すると、反響が大きいよね」と、その点でも嬉しいツアー2勝目だった。

昨年、プロ14年目にして悲願のツアー初優勝をあげた翌週は、気合いが入っていたものだ。「勝った翌週に予選落ちなんて、かっこつかない」と、周囲の目も意識してしゃかりきになったにもかかわらず、1打足りずに予選落ちをして反省したものだが、「今回は別に落ちても良いと思っている」。

というのも今年の三好は例年以上に深いラフに、シビアな戦いになることは必至だ。
「もちろん、通りたいとは思いますよ。決勝ラウンドで優勝争いがしたい。だけど、予選通過とか意識する以前に目の前の1打に集中してやっていかないと、きっと耐えられない」。

まさに難攻不落の舞台は、捨て身の覚悟で挑む。
「辛抱強く、パーを拾ってどれだけ耐えられるか」。
先週の余韻にひたっている暇もない。

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