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VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント 2012
藤本佳則は「捨てれない!」
「曲がって、ほんとにどこに飛ぶか分からない」。
出だしの1番から連続ボギーを打って、「本当はそこでキレて適当にやりたいところ」。
それでもどうにか「心も折れずにやれた」のは、暑い中でも重たいバッグを担いで歩いてくれる専属キャディの前村直昭さんや、いつも献身的なケアで支えてくれる飯田光輝トレーナー。
「こんなにもサポートしてくれる人がいるのに、捨てれない」と、恩人の姿に奮い立った。
「今日は本当にひどくて、全部パーで逃げても上出来なとこ」。
そんな苦しいラウンドだったから、なおさら後半の13番のイーグルは「あれはほんとに大きかった」と、振り返る。
どうにか2つスコアを伸ばして迎える決勝ラウンド。
「今日は前半も後半もショットがぶれて、グリーンにも乗らないし、パーセーブばっかりのゴルフ。その中でアンダーパーを出して、明日はまた最終組で回れる。楽しいですね」。
ホールアウト後には練習場に直行して、「いいときのスイングに戻す良いヒントがあった。良いときの感覚が少し戻ってきた」と、ツアー2勝目にむけて少しずつ視界も晴れつつある。