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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2011

2日目は、若き2人が2週連続の直接対決!!

19歳が、初の晴れ舞台を楽しんでいる。スタート前に、大会恒例の開会式。一人一人名前を呼ばれ、大観衆の真ん中に進み出て、いっせいに注目を浴びた。

トッププロと肩を並べたアマチュアのツアーチャンピオン。
松山英樹さんは、「この中に自分がいること。この大会に出られていること。嬉しいな、と思いました」と、気分も高まる。

ポカポカ陽気の前日水曜日から一転、一気に10度以上も気温が下がった初日。気温6.4度は、午前中に小雨も降り、冷え込んだが「対策は、特に何も。手袋をして、暖かいものを飲んで。それくらい。変わったことはしていない」と、極寒にも若きヒーローは元気いっぱい。

プロも苦しむ難コースは6番で、「セカンドで刻んでOBを打った」と、ダブルボギーもあったが、それを補ってあまりあるスーパーショットがあった。
2番や、135ヤードの第2打を9番アイアンで50センチにつけた16番は、同じ組で回った豪州のポール・シーハンも、舌を巻いた。
「とてもアグレッシブで、将来性のある選手。彼はこれから、もっともっと勝つよ」と太鼓判を押した。
「性格も凄く良いし、僕も今日は愉しかった」と、シーハンも惚れ込んだ。

8番や9番は、ミスショットに「あまりあんなことはしたくなかったけれど。自分にカッとなっちゃって」と、プロ張りに苛立ちをあらわにする場面もあったが、「そんなショットがフェアウェイにあったんでラッキー」と、たちまちニコニコと、機嫌を直した。

「ラインは読めているけど、その通りに打てていない。ミスパットを無くして、今日くらいバーディが獲れれば、上位にいけると思っている」。
3打差の12位タイから19歳のアマチュアが、遠慮なく今年最後の頂点をにらむ。

松山さんの好発進には、同学年のライバルも感心しきりだ。「初めての大会で、今日の寒さで、英樹の1アンダーは、僕の2アンダーより良いスタート」とべた褒めは石川遼。

そんな松山さんにも、遅れを取らないように。今大会は、昨年まで2年連続で最下位スタートを気にかけていた20歳は、「100ある体力のうち、25使えば(4日間で)ぴったりのところを、今日は30くらい使った。それくらい今日は大事だ、と」。

今季初Vを狙う今年こそ、首位と2打差の好スタートに成功して、2週連続の豪華ペアリングを、今週は自力で完成させた。

先週のカシオワールドオープンは、松山さんとの同組対決も、予選ラウンドはあらかじめ決められたもの。今週は、2日目から成績順にペアリングが組まれる。
ファンの胸も躍る若い2人の直接対決は「楽しみにしています」と、石川本人が、誰よりもウキウキとその日を迎える。



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