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フジサンケイクラシック 2012

岩田寛は3位タイからにらむツアー初V

難しいピン位置と、午後からの風にボギーが先行した2日目は「13番がすべてでした」と振り返る。ちょうど「風がやんだ」というパー3。
2メートルのスライスラインを沈めると、リズムが変わった。
14番、15番と立て続けにピンそばにつけて3連続バーディで、盛り返した。

11番でアプローチのミスでボギーに「今週、初めて自分に怒った」と、切れる寸前だっただけに、なおさら救われた。

「怒るのは、ゴルフに良くないんだな」と、改めて痛感したのは大会前日の水曜日。
「事件があった」という。
「ある人にあることで、注意された。内容は僕が悪いのですが、その言い方がとんでもなくひどかった」。
プレー中に、自分自身に怒るのはしょっちゅうだが、「人に怒ったのは何年かぶり」。
前回は、空港の手荷物検査。ファンの方からもらった新品のライターを「捨てろ」と言われて猛抗議。
あのとき以来という激しい怒りは、そのあとの練習ラウンドにも確かに影響していた。
「コースでは、もう気持ちを切り替えたつもりでしたが、プレーの内容はむちゃくちゃでしたので」。

この教訓を、首位と1打差の3位タイで迎える週末にも活かせるか。

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