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フジサンケイクラシック 2010

55歳の室田淳が2位タイ

この日4アンダーは2位タイで並んだ4人のうち、3人が同じ組。室田と、横田と、韓国系アメリカ人のハン・リーだ。

最終9番は、3人でうなずきあった。「チーム戦なら今日は優勝だね」。間違いない。トータル12アンダーはダントツだ。

そして中でも、組を引っ張ったのが、最年長だった。今年もシニアとレギュラーツアーをまたいで精力的に戦う55歳。

室田が前半のインコースでボギーなしは5アンダーのスタートダッシュに、「室田さんにつられた」と横田もリーも、口を揃えた。

180センチと恵まれた体は、50歳も半ばを迎えてなお若々しく、平均飛距離も若手にまったくひけを取らず、総距離7405ヤードのここ富士桜でも、何の遜色もなく戦える。

ただ、スピードが速い上に、そびえる富士山からの目があると言われる難解なグリーンは「読めた、と思って打っても、7割は間違ってるよ」と、苦笑する。

前半こそ、スタートの10番で5メートルを沈めて波に乗ったが、18番で7メートルをねじ込んだのを最後にピタリとチャンスが止まってしまって「後半もチャンスがあったのに、悔しいね。そりゃあ、プロならば、チャンスは全部決めたい」と、好発進にも貪欲だった。

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