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アジアパシフィックオープン ダイヤモンドカップゴルフ 2014

S・K・ホが狙う、思い出のコースで6年ぶりのV

若手の活躍目覚ましい韓国勢の中で、ベテランが久しぶりに気を吐いた。「今年はずっと調子が悪くて。足を引っ張っていたからね」と苦笑混じりにS・K・ホ。

「こういうコースは、打つところが決まっているから。今日はいいゴルフをしましたね」。
2008年に、やはりここ大利根カントリークラブで行われたレクサス選手権の初代チャンピオン。「あのときは、東コースでしたけど。やっぱり似てます」。

今回の西コースもやはり、「ここじゃダメならあそこに、とはいかない」。点と点を結んでいかなければスコアにならないタフなコースでは、やっぱり経験がものを言う。

2打差の1アンダーには、同い年のI・J・ジャン。こちらは、2005年の「ダイヤモンドカップ」の歴代覇者であり、こちらも非常に難コースに強いベテランと名前を揃えて「何より、フェアウェイキープが大事なコースで、今日は良いゴルフができました」と、フェアウェイキープ率は85.71%でランク2位にも充実感が滲む。

今季序盤は、ややゴルフに集中出来ない状況が続いていたそうだが、それも「先週には片付いた」と、条件が揃ってきた。
近頃は若い選手に置いていかれがちだったが、「僕はもう、10年以上も日本ツアーでやってきたので」とはベテランのひそかな自負。「ここで何をやるべきかは分かている。それが、試合でいかに実践できるか」
思い出のコースで6年ぶりのツアー通算9勝目を睨んだ。

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