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マスターズトーナメント、初日はサスペンデッド
8日(木)、今季メジャーの第1戦『マスターズトーナメント』が、今年も米ジョージア州オーガスタナショナルGCで開幕したが、大会初日は午後から激しい雷雨に見舞われた。約2時間の中断の後に再開されたものの、日没のため全競技を消化できず、第1 ラウンドはサスペンデッドとなった。
今年参加している4人のジャパンゴルフツアープレーヤーの中で、丸山茂樹と張連偉とトッド・ハミルトンが、この日のうちにホールアウトした。
7年連続7度目の出場となる丸山は、3番でバーディを奪い幸先の良いスタートを切ったが、イーブンパーで迎えたバックナインの“アーメンコーナー”で、オーガスタの罠にはまった。特に、連続ボギーを打ったあとの12番パー3では、ティショットを池に入れ、打ち直しの第3打も手前のバンカーに打ち込んだ。目玉のライからの脱出に失敗して6オン2パットの『8』。後半46を叩いて10オーバーの暫定89位と大きく出遅れた。「12番の打ち直しのショットはヤーデージのミス。あれで頭が真っ白になっちゃいました。“アーメンコーナー”でまさにアーメン連発。こんなに打ったのは小学校以来かも」と、苦笑いを浮かべつつ、「…悔しい、という言葉さえ出ないけど、まだ1日あるので明日も頑張ります」と、2日目の巻き返しにむけて気丈に話した。
そのほか、中国出身の張とトッド・ハミルトンは、いずれも5オーバーの暫定69位タイでホールアウトしている。伊沢利光は1ホールを残し、14 番ホールまでプレーを終えているタイガー・ウッズとともに、4オーバーの暫定55位タイにつけている。
暫定首位は5アンダーの67でホールアウトしたジャスティン・ローズ。ローズは日本ツアーでの優勝経験もある英国のプレーヤーだ。
なお、この日の第1ラウンドの残り競技は、翌日9日(金)の8時から再開される予定。
写真=初日は大きく出遅れてしまった丸山=右、練習日の風景(提供/伊藤誠)