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ANAオープンゴルフトーナメント 2013

1アンダーで回った丸山茂樹は「客人だから」と言いつつ

散らばるショットも、天性の小技でしのいで、今季2戦目のツアーで、1アンダーにまとめてきた。

持病の左手親指の付け根は、「痛むだけなら我慢をすれば、なんとかなる」。問題は、時間を追うごとに、そこだけブクブクと、熱を持って腫れ上がってくることで、「もともとストロンググリップが、腫れのせいでウィークになっちゃう」。

それを防ごうと、無意識に操作するから「右にも、左にも行く」。ケガによる、ショットの乱れも、「持ち前の集中力でね。こう見えてもイイもん持っているから」とニヤリと、44歳の自負。長いブランクにも枯れない技術を駆使して「輪厚の空気を4日間吸って、帰りたい」。
まさに手負いのベテランが、踏ん張っている。

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