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三井住友VISA太平洋マスターズ 2012
連覇がかかる、松山英樹さん
今年、大会は40回目の記念の年に、連覇を狙うのはなんと弱冠二十歳のアマチュア選手。東北福祉大3年生の松山英樹さんだ。
昨年は最終日に1日2イーグルを奪う逆転V。
最後のパー5は18番で、2打目をピンそば50センチにつける劇的幕切れ。ただひとり、追いつくチャンスのあったトッププロも封じた。谷口徹も5メートルのイーグルで応酬もむなしく、2打差に倒れて思わず真顔で言った。「松山に半分、賞金をあげてもいい」と、それくらいに鮮やかな19歳の優勝シーンだった。
アマチュアの優勝は倉本昌弘と、同学年のライバル石川遼に続く史上3人目の快挙だった。
また、19歳と8ヶ月と17日でのツアー初優勝は、石川(アマ、プロとも)と黄重坤(ハンジュンゴン)に続く史上4番目の若さだった。
もっともプロやアマという枠や、年齢など軽々と飛び越えてしまうような、松山さんのプレーぶりだった。
まさに規格外としか言いようがなかった19歳が、またひとつ歳を経て、ひとまわり大きくなって、思い出の御殿場に帰ってくる。
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