記事

つるやオープンゴルフトーナメント 2013

市原弘大が初の最終日最終組に!

上がりの2ホールで連続バーディ。17番は、15メートルのバーディトライがカップに沈んだ。そして迎えた最終ホールは、急な打ち上げのパー4で、左上から3メートルのチャンスもねじ込んだ。

首位と2打差の通算13アンダーで迎える最終日は、自身初の最終組だが気負いはない。
「今年は自分はお客さんだと思っているので」。

2010年に、せっかく手にしたシード権も、昨年はあと一歩のところで取り逃がして、さらに起死回生のファイナルQTにも失敗。
今季はツアーの出場権を持たずに迎えた。

今大会は、昨年6位の資格で貴重な出場権を得た。それだけに、相性の良いここ山の原で2年連続の優勝争いは絶好のチャンス。「確かに、そうですけどあまり考えない」と、笑う。
昨季の陥落の原因もそこだった。
「序盤から、シード権のことを考えすぎた」と、ゴルフもスイングも普段どおりに出来なくなった。
「考えすぎて、自分で悪くしていた部分もあったので」。
どん底まで落ちて、分かった。

今季は、予選会のQスクールで5位の資格で、アジアンツアーの出場権を取り戻して軸足を移そうとしていた矢先に訪れた好機だ。次週は、インドネシアの試合に行くつもりだったがもしも、このつるやオープンでトップ5に入れば来週の日本ツアーは中日クラウンズにも出られる。
「そうなったらどうしよう・・・。って、いま考えることでもないですね。もしそうなったら考えます」と、のほほんと笑ったが、ここでいっそ悲願の初Vなら次週の予定に悩むまでもなくなる。

関連記事