記事

日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 2013

藤本佳則は「あと1打」

1打差で迎えた最終18番は、「完璧なショット」。106ヤードの2打目はサンドウェッジで、ピンを直撃する劇的な1打。
左手前のピン位置に対して狙いどおりに打てた。硬く、パンパンに乾いたグリーンに対して、スピン量を計算に入れても「あそこしかなかった」。

しかし、当たり所が悪かった。激しい音を立てて、弾き飛ばされたボールはグリーンの外まで転がり出てしまった。
「最後はバーディしかないと思っていたけど。仕方ない」。

首位から出た3日目は、78を打って失速した。5位タイから仕切り直しの最終日は、じわじわと挽回の68も「あと1打・・・」。手が届かなかった。
「振り返ってみると、いろいろとあるかもしれない。でもこの1週間の中では、無駄な1打はひとつもなかった」と、悔しさの中にも完全燃焼の4日間には、悔いはない。
今季自己ベストの2位タイに「久々の上位。次の試合で調子が上がっていければいい」と、次の2勝目も改めてトライする。

関連記事