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アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン 2013
今年の日本アマ覇者、大堀裕次郎さんが無念の棄権
肋骨に疲労骨折が見つかったのは、1週間前。「最低2週間は安静に」との診断も、丸々1週間をコルセットを巻いて過ごして「痛くなくなった」と、練習を再開したのは今週の月曜日。
問題なく戦えるとタカをくくっていたのだが、やはり厳しいプロの舞台での実戦となると、そう簡単にはいかなかった。
前半の11番で、早くも痛みがぶり返してきた。「2打目にダフってしまって。そこからめちゃ痛くなってきました」。
さらに次第に増してきて、ショット後にうめく場面も。グリーン上でも、ラインを読むために、しゃがみ込むのも厳しいといった状況に、18番ホールを終えた時点で、無念の戦線離脱だ。
予選ラウンドは、井戸木鴻樹と韓国のY・E・ヤンとのラウンド。
今年の全米プロシニアの覇者は「毎ショット、ラインが出ていて凄いな、と」。
かたや、2009年の全米プロ覇者には「打ち込んでいるのに、スピン量が少ない」と、いずれも未来のプロゴルファーには、願ってもない学びの機会もふいにして、「残念です」と、肩を落とした。
次週はコカ・コーラ東海クラシックや、来月には日本オープンと、大舞台が続くがまずは、治療に専念したい。「来週もすでにエントリーは出していますが、ちょっと様子を見てみないと・・・」。落胆の色を隠さずにそう話した。