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市原弘大『試合に出続けたい・・・』(12月15日)
「今日は18ホールのうち13ホールでパーオン。特に上がりの2ホールでパーオン出来なかったですけど、距離が長かったので仕方ないですね。」
パーオン出来なかった最終ホールでアプローチを寄せきれずに5m近くあるパーパットを残したが、この距離をしっかり読み切ってパーセーブした。
市原は、今年8月の関西オープンから、実に16週連続してトーナメントに出場し続けた。16週間でまわった国は、日本、シンガポール、マレーシア、台湾。
「16週連続して試合に出続けたのは今回が初めて。やっぱり、後半は正直キツかったですね。さすがにバテました。そういった意味では、今年は不完全燃焼でしたね。」
先週は17週間ぶりに1週間の休みになったわけだが、日本のツアーもアジアンツアーも試合が開催されていなかっただけで、意識的に休みを取ったわけではない。
「ボクは、試合に出続けることでゴルフの調子を維持していくタイプ。変に休みを入れてしまうと、ゴルフの感覚が鈍るというか・・・。でも、先週は良い気分転換になって落ちつけました。」
しかし、毎日のトレーニングは欠かさず続けていたという。
今年の市原は、ジャパンゴルフツアーでの最終賞金ランキングは60位とし、来年の日本での活躍の場は確保したものの、アジアンツアーでの現在の賞金ランキングは81位。今週、約2万5千ドル近くを稼がないことには賞金ランキングシードを獲得することはできない。
「今週は、とにかく気持ち良くプレーしたいですね。今日は良い雰囲気で楽しくラウンドすることができました。結果は・・・ついてきてくれればいいかな。」
と、気負いはまったく無い。
「賞金シードが取れなければ、年明けのアジアンツアーのQTに出ます。やっぱり来年も常に試合に出続けたいですから。」
どこまでも貪欲な市原に注目したい。