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アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン 2009
藤本佳則くんが予選を突破、ローウェストアマ争いは10代対決へ・・・!!
それでも一度はコースを回っておきたいと、翌水曜日は朝5時に家を出て、隣県のここ城陽カントリー倶楽部にやってきた。
大学の先輩、池田勇太と18ホールを予定していたが、あまりのハードスケジュールにさすがの19歳も、体がへろへろ。
見かねた池田のトレーナーに途中で、「帰って寝ろ」と言われて泣く泣く9ホールで切り上げたがおかげでその夜は12時間睡眠。
若さに任せ、すっかり元気を取り戻して迎えた本番だった。
2日連続の1アンダーのラウンドは、1日に2度のチップイン。2番で右手前から15ヤードを直接決めた。
そして、16番はカラーから7メートルをパターで決めた。
9番で左にOBする痛恨のダボもあったが、「このコースで関西アマをやったときよりも調子がだいぶ上がってきている」と、確かな手応えを持って11位タイと好位置で、決勝ラウンドに進んだ。
アマチュアはこのほか、まだ16歳の香港のスティーブン・ラムが決勝に進出(51位)し、今週は10代のローアマチュア争いとなる。
やはりローアマを獲得した8月の関西オープンに続く栄冠がかかるが、藤本の目標はそこではない。
「アマとか、プロとか関係なく、上位で戦うことが目標」という藤本くん。
「・・・だって、どうせ、賞金はもらえないんでね」と、屈託なく笑って「今回も、どこまで行けるか、挑戦です」と力を込めた。