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ダンロップフェニックストーナメント 2004

WGCワールドカップ最終日。イングランドが9バーディ、1ボギーで大逆転優勝を飾った。

写真と記事/渡辺一美
薄曇の少し冷たい湿気を帯びた微風を感じる1日にもかかわらず3日目を上回るギャラリーが詰め掛けた。スペイン組みの動きに合わせてどよめきと歓声が闘牛場のように響いた。Englandとの闘いはまさにマッチプレーの様相を呈し、最後までもつれたが、優勝は32アンダーとした若いイングランドペアーが勝ち取った。
日本チームは気合を入れて臨んだものの、オルターネイトのショットとパットがかみ合わず、苦しい闘いを強いられた。二人のショットは決して悪くはなかったが、あと10cmがグリーンとバンカーの分かれ目になったり、短いパットが散々カップに嫌われたりの不運が続いた1日だった。2004年ワールドカップ日本代表は10位タイ。
丸山茂樹「お互いのショットが悪循環で、それに紙一重の微妙な状況が多すぎました。こうゆう試合形式は必ずしも最強チームが勝つとは限らないし、まあ良く闘ったと思う。今日は大してミスはしていないのに流れが悪かった。ヒデに難しいパットばかりやらせてしまった。PGAのトーナメントでもこの僅かな違いが大きな結果の違いになってくる。これからまた体を鍛えて、足りないところを補って来年のポルトガルでのワールドカップでは結果を出したいと思います。又来年はワールドカップより更にタフなプレジデントカップの年なので日本から代表が選ばれるよう頑張りたい。
田中秀道「今日はパットが悪かった。何とかしなくては、と思ったが足を引っ張ってしまいました。最後を締められず悔しいです。3回目のワールドカップだけど、次も何とか一緒に行かせてもらえるよう努力したいです。ワールドカップだけが目標ではないけれども。今年は何かと色々あったけど、もう34歳だし、来年は少しでも優勝に近づけるよう頑張りたいです。

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