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藤本佳則が6アンダーをマークして、首位発進!<ファイナルクォリファイングトーナメント第1日>
この日、8.9m/sの風が吹き、朝のうちは気温も上がらず、選手にとっては厳しいコンディションとなった。その中で首位に立ったのは、クイーンコースを8バーディ、2ボギーの6アンダー66で回った藤本佳則だった。
来春、東北福祉大を卒業する藤本は、来年のツアー出場を目指して、この秋QTを戦ってきた。2009年日本オープンローアマチュア、今年はアジアパシフィック パナソニックオープンで12位タイに入り、大会2回目のローアマチュアに輝くなど、その実力は折り紙つきだ。
ファイナルQTにも当然のように、あがっていけるだろうと思われた。ところが、小野東洋ゴルフ倶楽部で行われたサードQTでは「通らないといけない」という気持ちがあせりとなったか、30名通過のところ30位ギリギリで通過した。
これで「一度は死んだ。命拾いしたようなもの」と気持ちを切り替え、ファイナルQTは「いつもの自然体で」プレーできている。前半こそ強い風と寒さに2アンダー34とスコアを伸ばせなかったが、後半に入ると「風も収まってきて」4アンダー32をマークした。
「風が吹く中でいいゴルフが出来て、貯金が出来た。今日は雨が降らなかったので、よかった。明日、あさってと」雨に加え、気温が低い予報がでているだけに、「楽できるかな」と初日首位スタートにまずまずの表情だ。
ただ残り5日間、藤本も安心はしていない。気を引き締めて、第2ラウンドはキングコースを回る。