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岩田が12位タイ、BMWニュージーランドオープン選手権(最終日)
「あまりしっくり来ていなかった」と、納得のいかない前半ハーフも、折り返して後半の9ホールは「キャディに、今取り組んでいる課題を指摘されて。内容は内緒だけど、そこを修正したら別人になれた。感謝です」と、不器用なお礼とともに「今日の経験を生かして、来月から始まる日本ツアーでも、ぜひ最後まで諦めない気持ちを大事にしたい」。
2年連続2度目となった今大会は、雄大なニュージーランドの自然に抱かれて、今年も満喫。「こんな素晴らしい大会に呼んでいただいて、開催していただいているスポンサーの皆さんにも感謝したい」。“ヒロシ”には、感謝尽くしの最終日となった。
前日は12位タイの貞方章男は順位を伸ばせず、15位タイ。「13番が悔やまれる」。2打目を左に引っかけてしまい、流れが変わってしまったという。「なんとか持ちこたえたが・・・」と、悔しげに「でもきれいな景色の中でプレーが出来て、4日間とても楽しかった。また来年も来たい」と、再挑戦でのリベンジを誓った。
そのほか、共に通算10アンダーの23位タイには武藤俊憲と、竹谷佳孝。武藤は3年連続3度目の出場に、すっかり大会に魅せられて、「来年もぜひお声をかけていただけるように、今年1年頑張ります」。4度目の出場を励みに、今シーズンを戦う。
竹谷は「今日は今、自分の取り組んでいる課題ができたことが嬉しい」と、順位以上の手応えだ。「取らなくてはいけないホールも取る事ができたし、苦手な海外特有のラフも克服する事ができた」と、来月の日本ツアーの開幕を前に、良い土産が出来たようだ。「今年は自分にとって、大事な年」とは昨年、5年シードのメジャー「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」を制して、ツアー初Vを達成した者としての自覚も満タンに「プレッシャーをポジティブに考えて、自分らしい堅実なプレーを心がけたい」と、今季の活躍を誓った。
そして矢野東は通算8アンダーの33位タイに「今回、自分ではもう少し良い状態だと思っていたが、まだまだ。スコアもぎりぎりかな」と、苦笑いで「でも今週は、毎日ドライバーを変えて、自分なりに試す事ができて方向性が見えた。昨年は辛い思いをしたので、今年は怪我に気をつけて挽回したい」。復活に期待したい。
なお、優勝は豪州のジョーダン・ズーニック。今年2月にプロ転向したばかりの24歳は、デビューから3試合目の快挙達成だった。今大会は昨年から、日本ゴルフツアー機構(JGTO)のパートナーシップ契約を結んでおり、ズーニックには「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」ほか、計3試合のジャパンゴルフツアーの出場権が、JGTO副会長の鷹羽正好より付与された。
※ニュージーランドオープン選手権の成績はこちらから