記事

SMBCシンガポールオープン 2016

さあ長い旅の幕開けだ、川村昌弘(29日、大会2日目)

「SMBCシンガポールオープン」は2日目。前日初日に雷雲のため、サスペデッドとなっていた第1ラウンドの残り競技は夜明けと同時に行われ、最終9番ホールの2打目からプレーを再開した川村昌弘は、1アンダーのままフィニッシュした。

最後はピン左2メートルのチャンスにつけた。2日がかりの第1ラウンドで、ひとつスコアを伸ばす絶好のチャンス。
「でも全然、ラインが違いましたね」。返しのパーパットは難なく沈めると、ひとまずやっと小休止。

川村にはこれから長い約3ヶ月になる。シンガポール、ミャンマーのあと、バングラデシュに飛ぶ。アジアで5連戦。1週あいてさらに、3連戦。
アジアンツアーのシード選手の川村は、特にこのあと続く欧州ツアーとの共催試合で、気合いが入る。

「あいた週もアジアに残って、ベトナムか・・・自分の好きな国でゆっくりするつもりです」。世界中を旅して回ることを夢見てプロゴルファーになった。4月の国内開幕戦まで、心ゆくまで国境をまたぎ続ける。

今はとにかくこのあとまたすぐ始まる第2ラウンドに備えて「ちょっとお腹に何か入れて、また戻ってきます」。コースからクラブハウスまで、ちょっと距離がある。ハウスキャディとのほほんと、クラブハウス行きのシャトルバスに、乗り込んだ。

関連記事